2009 ユーキャン新語・流行語大賞
流行語大賞候補の60語を発表
エコカー減税
クルマ販売低迷に苦慮する自動車業界からの働きかけを受けて導入された減税。環境対応のエコカーを購入した消費者に対し、自動車取得税、重量税の双方を免除ないし減額する優遇策。
エコポイント
省エネ製品やサービスの購入にともない付与されるポイント。たまったポイントは商品などに交換することができる。増加傾向にある家庭からのCO2削減を目的に、身近でわかりやすく個々の努力を促すインセンティブとして、PRが展開された。
コンビニ受診
平日に行けば済む症状なのに、救急医療を便利だからと、コンビニに行くような感覚で利用すること。夜間や休日の勤務医は通常より少ないため、重症患者の診療の妨げになるほか、医師が疲れ果て、医療崩壊の一因になると指摘されている。
1000円高速
土日祝日の高速道路、普通車は、大都市およびその近郊を除く地方部で上限1000円で通行できるという値下げ。ただしETC車に限る。景気浮揚を狙った経済対策として、実施最初の週末に平均通行量増大の効果報告もあり。
ゼロゼロ物件
敷金ゼロ・礼金ゼロの賃貸住宅。再就職を目指す路上生活者にとって、部屋のあるなしが活動に大きな影響をもたらす。このことを見込んで、敷金・礼金をなくした商法は不動産業界のサービスでもある。とはいえ、それらの物件の中には家賃を一日滞納しただけで部屋を追い出したりする悪質な業者によるものもあるので注意も必要。
990円ジーンズ
「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングによるブランド「g.u.」から発売されて話題を集めた激安ジーンズ。ダメージ加工を入れず、美脚・脚長効果があるONE WASHデニムを使用。その後の低価格ジーンズの走りになった。
定額給付金
1人当たり一律1万2000円、18歳以下と65歳以上には8000円を上乗せ。麻生政権の目玉政策の一つになるはずだったが、選挙対策のバラマキと批判を浴びたり、「低額給付金」と揶揄されたり。申請締切りの全国的なピークである9月・10月を過ぎても未申請者が約1割という実態も。
年越し派遣村
ホームレス支援や非正規雇用の問題に取り組む大小のグループと労組が手を携える形で実現した、2008年歳末の給食所。厚生労働省の隣、東京・日比谷公園に設けられた仮設テントには6日間で、登録ボランティア約1700人、支援金は4400万円にのぼった。
派遣切り
リーマンショック以降の急激な雇用調整において、パートタイマーや派遣労働者など非正規労働者は真っ先に雇用調整の対象となった。まず削減の対象となったのは派遣労働者で、特に生産の落込みが激しかった自動車や電機など製造業の派遣労働者は真っ先に削減されることに。
貧困
経済的理由により最低限度の生活を営むことが困難になる状態。貧困線すれすれの生活しかできない人々を一般に「ワーキング・プア」と呼ぶが、日本では貧困線の定義が不明確なために正確な数を特定できない。一方で、リストラによる失業や離婚にともなう母子世帯の増加によって、「子どもの貧困」も問題になっている。
ハウジングプア
働いているのに貧困に陥ってしまうワーキング・プアよりも、さらに悲惨なのが、仕事と住居を同時に失ってしまうハウジングプアだ。2008年から大きな社会問題となっている派遣切りの際にも、ハウジングプアが注目された。何の落ち度もない労働者が突然仕事も住処も失ってしまう現実は、格差の拡大というより、基本的人権が侵害されているというべきという指摘も。
宇宙人
鳩山首相には、かねてから「宇宙人」というニックネームがある。変人と呼ばれた小泉純一郎が首相だった当時の参院選挙のとき、「私は宇宙人と呼ばれている。宇宙人と変人の一騎打ちとみてもらって結構」と自ら発言。
小沢ガールズ
「選挙のオザワ」といわれる小沢一郎民主党代表代行が指導して衆院選を闘った三宅雪子、福田衣里子、青木愛、田中美絵子、太田和美ら女性議員。「小泉チルドレン」の連想から「小沢チルドレン」とも呼ばれたが、フタを開けてみると与党大物議員相手に大健闘した女性が目立ったため、こちらの使用頻度が増した。
オバマ政権
2009年、バラク・オバマがアメリカ史上初の黒人大統領に。ケニア人の父とカンザス州出身のアメリカ白人女性の間にハワイで生まれたオバマ大統領。1964年まで南部の州では黒人に対して法律によって明確な差別制度を維持していたアメリカという国を考えると、その当選は画期的なことである。
故人献金
民主党の鳩山由紀夫代表の政治資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に、すでに亡くなった人からの献金が記載されていたことが発覚。故人献金つまり偽装献金の疑惑が浮上した。鳩山代表は、会計担当の公設秘書に資金管理を一任していたと釈明し、秘書を解任した。
裁判員裁判
「裁判の迅速化・民主化」という名目の下に2009年5月にスタート。法務省は「未来の裁判員を育てる」として、08年9月から検察官や刑務官による「出前授業」を全国の小中高でスタートさせている。厳罰化に向けて舵を切りたい国の片棒を国民に担がせる制度だという声も。
政権交代
8月30日の第45回衆院総選挙。自民党は300から119へと議席を激減させ惨敗。一方、民主党は115から308へと議席を大きく伸ばして圧勝した。投票率は69.3%。総選挙の結果を踏まえて、9月16日、鳩山由紀夫を首班とする民主党内閣が発足した。選挙による政権交代が実現したのは初めてのこと。
事業仕分け
国や地方自治体が行う個別の事業について、公開の場で必要性や効率的な実施方法を議論する手法。各事業を「不要」「民間に委託」「国ではなく都道府県が行うべき」などと仕分けする。「仕分け人」と呼ばれるのは公務員OBなど、民間人。民主党新政権の下、行政刷新会議はこの手法を用いて、概算要求に盛り込まれた事業の必要性などを判定していく。
脱官僚
鳩山新政権のキャッチフレーズ。子ども手当の創設やガソリン税の暫定税率廃止など、総選挙のマニフェストを実現する考えを強調している新政権だが、「脱・官僚依存」の行方に国民の注目が集まる。
チェンジ
バラク・オバマが大統領候補の時代から常套したキーワードが「ウィ・キャン・チェンジ」。日本の総選挙の結果をみると、変化を求める気持ちは、日本人も同様だったようだ。
など
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